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【中途向け】採用動画の作り方は?制作手法や費用相場を解説

中途採用市場が活発化する中、優秀な人材を獲得するために「採用動画」を活用する企業が増えています。
本記事では、中途採用向けの動画制作の基礎知識から、具体的な作り方、費用相場まで解説します。
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採用動画とは?
採用動画とは、企業が採用活動において自社の魅力や働き方、企業文化などを映像で伝えるためのコンテンツです。テキストや画像だけでは伝わりにくい情報を、視覚と聴覚に訴えかけることで、求職者の理解を深め、応募意欲を高める効果が期待できます。
採用動画の効果・導入メリット
企業理解の促進とミスマッチの軽減
職場の雰囲気や社員の様子、仕事内容を具体的に伝えることで、入社後のギャップを減らし、早期離職のリスクを低減します。
応募者数の増加と質の向上
企業の魅力を効果的にアピールすることで、より多くの求職者に興味を持ってもらい、応募者数を増やします。また、企業文化や求める人物像を明確に伝えることで、自社にマッチした人材からの応募が増加します。
企業ブランディングの強化
企業の先進性や魅力を動画で発信することで、企業イメージが向上し、採用市場における競争力を高めます。
採用コストの削減
説明会の工数削減や、ミスマッチによる再採用コストの抑制に繋がります。
採用動画制作の基本ステップ
採用動画制作は、以下のステップで進めるのが一般的です。
- 企画・構成: 目的(誰に何を伝えたいか)、ターゲット層、動画の種類、メッセージ、ストーリーボードなどを決定します。
- シナリオ・絵コンテ作成: 企画に基づき、具体的なセリフや映像の流れを詳細に設計します。
- 撮影: シナリオに沿って、必要な映像素材を撮影します。社員インタビュー、職場風景、業務風景など。
- 編集: 撮影した素材を繋ぎ合わせ、テロップ、BGM、ナレーションなどを加えて、一つの動画作品に仕上げます。
- 公開・運用: 採用サイト、SNS、YouTubeなどのプラットフォームで公開し、効果測定を行いながら運用します。
中途採用に動画が効果的な理由
採用市場における動画コンテンツの重要性
求職者が社風や働き方の「空気感」を重視する中、短時間で膨大な視覚情報を届けられる動画は、情報の解像度を高め応募意欲を醸成する上で極めて有効です。情報過多な現代において、即戦力として活躍するイメージを直感的に伝えられる動画活用は、他社との差別化を図る強力な武器となります。
中途採用者が求める情報と動画の親和性
キャリアパスや職場の人間関係といった具体的な情報は、社員密着動画やインタビューを通じてリアルに見せることで、入社後の自分を具体的に想起させる効果があります。特に地方へのUIターン希望者には、仕事内容だけでなく地域の生活環境や余暇の魅力を映像で届けることが、生活変化への不安を払拭しミスマッチを防ぐ鍵となります。
テキストや画像では伝わらない企業の魅力を可視化
経営者の情熱や職場の活気といった言葉では表現しきれない「企業の温度感」は、視覚と聴覚に直接訴えかける動画だからこそ、深い共感を生むブランディングとして機能します。豊かな自然と調和した働く様子など、地域に根ざした企業ならではの独自の魅力をダイレクトに可視化することで、求職者の感情を動かし信頼関係の構築を後押しします。
中途採用向け動画の種類と特徴
会社紹介動画
企業の全体像、ビジョン、事業内容、沿革などを網羅的に紹介する動画です。中途採用向けには、企業の将来性や事業の成長性、社会貢献性などを強調し、自身のキャリアと企業の方向性が合致するかどうかを判断できる情報を含めると良いでしょう。
社員インタビュー動画
実際に働く社員の声を通じて、仕事のやりがい、大変さ、職場の雰囲気、入社の決め手などを伝える動画です。中途採用者はリアルな声を重視するため、年代や職種の異なる複数の社員が登場し、具体的なエピソードを交えながら語る形式が効果的です。特に、中途入社者が「なぜこの会社を選んだのか」「入社してどう感じたか」を語る内容は、共感を呼びやすいでしょう。
職場環境紹介動画
オフィス、工場、店舗などの職場環境や、休憩スペース、福利厚生施設などを紹介する動画です。実際に働く場所の雰囲気や設備を見ることで、入社後のイメージを具体的に膨らませることができます。
1日密着動画
特定の社員の1日の仕事の流れを追うドキュメンタリー形式の動画です。具体的な業務内容、チームとの連携、休憩時間の過ごし方など、リアルな働き方を知ることができます。中途採用者は即戦力として働くイメージを持つため、具体的な業務風景や課題解決のプロセスを見せることで、入社後の活躍を想像しやすくなります。
経営者メッセージ動画
経営者自身が企業の理念、ビジョン、今後の展望、そして中途採用にかける期待などを語る動画です。経営者の人柄や熱意が伝わることで、企業の方向性や文化への理解が深まり、求職者のエンゲージメントを高めます。特に地方の中小企業においては、経営者の想いが企業の魅力に直結することが多いため、非常に有効なコンテンツです。
採用動画の制作手法を比較
内製(自社制作)のメリット・デメリット
メリット
- コスト削減: 外部に依頼する費用がかからないため、予算を抑えられます。
- 柔軟性: 自社のペースで制作を進められ、急な変更にも対応しやすいです。
- ノウハウ蓄積: 制作過程で動画制作のスキルや知見が社内に蓄積されます。
デメリット
- 品質のばらつき: 専門知識や機材がない場合、プロレベルのクオリティを出すのが難しいことがあります。
- 時間と手間: 企画、撮影、編集に多くの時間と労力がかかります。
- 客観性の欠如: 自社目線になりがちで、求職者が本当に知りたい情報を見落とす可能性があります。
- 採用担当者の負担:採用担当者の負担増となりがちで、ストレスを抱えてしまうリスクがあります。
- 撮影機材や編集ソフトの準備:スマホ1台でも対応はできますが、より撮影や編集にセンスが求められます。
外注(制作会社への依頼)のメリット・デメリット
メリット
- 高品質な動画: プロの技術と機材で、クオリティの高い動画を制作できます。
- 専門的なノウハウ: 採用動画制作の実績が豊富な会社は、効果的な企画や構成を提案してくれます。
- 時間と手間の削減: 自社で制作する手間が省け、採用担当者は自身の業務に集中できます。
- 客観的な視点: 外部の視点から、自社の魅力を客観的に引き出してもらえます。
デメリット
- コスト: 内製に比べて費用がかかります。
- コミュニケーション: 制作会社との密な連携が必要になります。
- 納期:採用スケジュール(動画を公開したいスケジュール)に合わせ、早めの相談が必要となります。
ハイブリッド型(一部外注)という選択肢
内製と外注のそれぞれの良い点を組み合わせるのがハイブリッド型です。例えば、企画や構成は自社で行い、撮影や編集といった専門的な工程のみを制作会社に依頼する方法です。これにより、コストを抑えつつ、プロのクオリティを取り入れることができます。
効果的な採用動画を作るためのポイント
冒頭3秒で惹きつける構成
インターネット上には多くの動画コンテンツが溢れており、視聴者の集中力は短い傾向にあります。採用動画も例外ではなく、冒頭の3秒で視聴者の興味を惹きつけ、続きを見てもらうための工夫が必要です。例えば、魅力的な職場の風景、社員の笑顔、インパクトのあるメッセージなどを冒頭に配置しましょう。
リアルな社員の声を盛り込む
求職者は、企業が発信する情報だけでなく、実際に働く社員の「生の声」を重視します。台本通りのコメントではなく、社員が自身の言葉で仕事のやりがいや会社の魅力を語ることで、信頼性や共感が生まれます。中途入社者のインタビューは、同じ境遇の求職者にとって特に響くでしょう。
具体的な仕事内容を見せる
抽象的な説明だけでなく、実際の業務風景や仕事の流れを具体的に見せることで、入社後のイメージが湧きやすくなります。どんな環境で、どんなツールを使い、どんな人と協力しながら仕事を進めるのかを映像で伝えることが重要です。
企業文化や価値観を伝える
中途採用においては、スキルや経験だけでなく、企業文化や価値観へのフィットも重要です。社員同士のコミュニケーションの様子、イベント、社内制度などを通じて、企業の個性や大切にしていることを伝えます。これにより、ミスマッチを防ぎ、定着率向上にも繋がります。
視聴時間は2〜3分が理想
長すぎる動画は途中で離脱される可能性が高まります。伝えたい情報を厳選し、2〜3分程度にまとめるのが理想的です。伝えきれない情報は、採用サイトや他のコンテンツで補完するようにしましょう。短くても内容が濃く、記憶に残る動画を目指します。
スマートフォン視聴を意識した編集
多くの求職者がスマートフォンで採用情報を閲覧しています。そのため、スマートフォンでの視聴を前提とした動画制作が必要です。具体的には、縦型動画の検討、テロップの視認性、音声なしでも内容が理解できる工夫(字幕の活用など)が挙げられます。
採用動画の費用相場
内製の場合
内製の場合、費用は基本的に機材費と人件費が中心となります。既にカメラや編集ソフトがある場合は、ほぼ費用をかけずに制作することも可能です。しかし、高品質な動画を目指す場合は、動画の撮れる一眼カメラ、マイク、照明、編集ソフトなどの購入費用(数万円~数十万円)がかかります。また、企画・撮影・編集にかかる人件費(担当者の時間)も考慮に入れる必要があります。
外注の場合
外注の場合、費用は動画の尺、クオリティ、撮影日数、出演者の有無、アニメーションの有無などによって大きく変動します。一般的な採用動画の費用相場は以下の通りです。
- 簡易的な動画(1〜2分): 10万円〜30万円程度(テンプレート使用、素材提供、シンプルな編集など)
- 標準的な動画(2〜3分): 30万円〜80万円程度(企画・構成から撮影・編集まで、プロの機材と技術を使用)
- ハイクオリティな動画(3分以上): 80万円〜200万円以上(大規模な企画、複数日撮影、特殊な演出、CG・アニメーションなど)
制作会社によって料金体系は異なるため、複数の会社から見積もりを取り、サービス内容と費用を比較検討することが重要です。
よくある質問(FAQ)
中途採用が難しい理由は何ですか?
中途採用が難しい主な理由はいくつかあります。まず、新卒採用と比較して、求職者が求める経験やスキルがより具体的であるため、企業と求職者のミスマッチが起こりやすい点が挙げられます。また、求職者側も即戦力として活躍できるか、企業文化に馴染めるか、といった不安を抱えています。企業側は、自社の魅力を十分に伝えきれていない、求職者が求める情報を提供できていない、といった課題を抱えていることも少なくありません。特に地方企業の場合、首都圏との情報格差や、地域での働き方のイメージがつきにくいことも要因となります。なお、スキルが自社の求めるレベルであっても、企業理念にフィットしない人材は定着しない傾向にあるため、特に注意が必要です。
採用動画は必要ですか?
採用動画は、必ずしも「必須」ではありませんが、現代の中途採用市場において非常に「有効なツール」であると言えます。特に情報が溢れる中で、テキストや画像だけでは伝えきれない企業の魅力や働き方を視覚的に訴求できる動画は、競合他社との差別化を図り、優秀な人材を獲得するための強力な武器となります。特に、企業理念や会社の雰囲気を伝える、理解してもらうツールとしては、特に優れていると言えるでしょう。
まとめ
本記事では、中途採用における採用動画の重要性、制作の基本、種類、そして効果的な動画を作るためのポイントを解説しました。中途採用市場が活発化する現代において、動画は企業の魅力を最大限に引き出し、求職者とのミスマッチを減らすための強力なツールです。
採用動画制作は、自社のリソースや予算に合わせて内製、外注、ハイブリッド型から選択できます。もし、貴社の魅力を最大限に引き出す採用動画制作をご検討であれば、ぜひプロの制作会社へのご相談をおすすめします。
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【この記事の監修】
株式会社弎画堂
ムービーディレクター / フォトグラファー
相澤里志 Satoshi Aizawa
長野県北安曇郡出身 元家電量販店販売員という異色の経歴あり。
2011年、ブライダル専門の社員カメラマンから、この業界のキャリアをスタート。
その後、フリーランス、映像制作会社役員を経て、株式会社弎画堂を立ちあげる。
長野県を愛し、動画や写真の力を活用して、地元企業の力になりたいと日々奮闘している。
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